課題解決のポイントは連携
NEC UNIVERGE SV9500CTは、「ConnecTivity」をキーワードに、様々なシステム連携を簡易にし、様々な付加価値を創出します。新たにリリースしたUNIVERGE Integration Platform(UIP)が、各システムへの接続を簡易にし、システム連携フローも簡単に設定できます。
SV9500CTの特長
1.既存システムとの親和性
- 既設SVとの親和性を確保しながら、システム更新・拡張が可能です。
- SV9500CTは既設SV9500とあたかもひとつのシステムとして動作する”i-Netfusing”システムを構築できます。
- SV9500CTは既設のSV9500/SV8500のCCIS over IPネットワークに追加接続することが可能ですので、安心してご導入いただけます。
2.制御部の二重化による高い信頼性
▍制御系の「たすきがけ」二重化による高信頼性
- SV9500CTテレフォニーモデルは、制御系の「たすきがけ」二重化による高信頼性を実現しています。
- 中央処理装置(CPU)、時分割スイッチ(TDSW)、電源パッケージ(PWR)を完全二重化し、万一これらの制御部に障害が発生し音声サービスの継続ができなくなる場合でも、システムを停止することなく系切替を行い、切り替えた系で音声サービスを行います。この「たすきがけ」二重化構成により、高いMTBF値を実現しています。
3.専用ハードウェアによる高い信頼性
▍汎用技術と独自技術を結集した専用ハードウェアにより、高い信頼性と処理能力を実現
- 従来からのハードディスクレス方式による高い信頼性を確保
- Intel Core(64bit)プロセッサーの採用により呼処理能力を向上
- PCI ExpressとNEC独自技術による呼状態保持※1高速系切り替え
- 筐体内の主要モジュール※2は運用状態を止めることなく交換が可能
- ハードディスクレス方式、且つ、NECの推奨する専用サーバラックに専用の耐震補強金具で取り付けることで、強固な耐震強度「1.1G」を実現
4.サービス継続性の向上 (コミュニケーションサーバ冗長化)
- コミュニケーションサーバ冗長化とは、通常、運用系として動作するSV9500CT(プライマリノード)の他に、バックアップノードとして動作するSV9500CT(GRノード)を地理的に離れた場所に配置することによって、装置障害やネットワーク障害が発生した場合でも、障害発生前と同等の電話サービス及びネットワーク系のサービス(i-Netfusing、CCIS over IP)を提供します。
- IPセントレックス拠点にSRノードやSR-MGCを配置することで、プライマリノードやGRノードと通信できなくなったIP端末は、予め決められたSRノードやSR-MGCへ再レジストレーションすることで電話サービスの運用を継続することが可能です。なお、SRノードやSR-MGCではネットワーク系のサービス(i-Netfusing、CCIS over IP)は利用できません。
5.不正アクセス対策
▍不正アクセス発信自動規制機能
- かけた覚えのない高額な国際電話料金の請求の被害を防ぐために、不正アクセスを検出した場合に、自動的に発信規制を行うことができます。これにより、被害の拡大を防ぐことができます。
▍不正ログインロック機能
- 端末のログイン認証に関して攻撃者がプログラムやバッチ処理を使って連続してログイン認証を試してパスワードを解読し不正にログインされる危険があることが指摘されています。そのため、標準SIP端末/SIPマルチライン多機能電話機のログイン認証が不正に連続して行われた場合に、端末ログイン認証の連続失敗を検知し、認証をロック(一時的/固定的)し、以降のログインを受け付けないようにします。
▍CALL REGISTER 1000による不正利用抑止
- CALL REGISTER 1000では発信接続、着信接続、内線相互接続の履歴情報を一覧表示できるため、どの内線でどこに通話したか確認できます。それにより、不正利用抑止に活用できます。